所蔵の神像の内80体が重要文化財に指定されている。
これらは、大将軍信仰が最盛期に達した平安中期から
鎌倉時代(10世紀末〜12世紀)に かけてのものが
ほとんどでその内訳は 武装像50体、束帯像29体、
童子像1体となっている。又 道教寺院で祀られている
60体の干支大将軍神像とは共通するものもある。
<6号> 12世紀初頃製作
武装形神像群は共通する形式を持ち 兜を付ける事は
特徴の一つである。
当神像は、両足を組んで坐り、右手に刀を持ち、
左手で印を結ぶ。その形が星曼荼羅と 似ている事から
北極星を表していると 言われている。
体躯は武装であるが、穏かさが第一に感じられる。